大学の勉強についていけないとお悩みではありませんか?
大学は高校までと違って自由な勉強ができる反面、レベルも高く、ついていけないと感じる人はかなり多くいます。
とはいえ、単位を取らなければ卒業することもできません。
今回は、大学の勉強についていけなくなる原因と、その解決方法について説明します!
今回の記事はこんな人におすすめ!
・大学の勉強についていけなくてしんどい
・大学のレベルが高く自分に合っていない
・単位や卒業に不安を感じている
結論から言えば、完璧を求めぎず、自分のキャパを超える授業は捨て、ターゲットを絞ることでまずは安心を得てほしいと思います。
安心を感じてメンタルが改善されることで、授業への出席や課題への取り組みなどを改善し、卒業に必要な単位数を確保することにつながります。
大学の授業についていけない原因
何かを改善するためには、まずは原因を知らなくてはなりません。
私が大学生活を送る中で感じてきた、授業についていけなくなってしまう人の原因を紹介します。
当てはまるものはないか?と意識しながら読んでみてください。
実力よりも上の大学に入学してしまった / 基礎学力の不足
私の大学は入学するのが難しくないので、明らかな実力不相応の入学者はあまりいませんでした。
しかし、学年が上がるにつれて高度になる内容に、基礎的な学力が不足しているためについていけないような人はかなり多くみられました。
レベルの高い大学では特に、推薦入試やAO入試で入学した方がこのような感覚を持ちやすいでしょう。
ハイレベルな大学なら推薦でもAOでもポテンシャルはあります!
後で紹介する「ついていける方法」を試してみてください。
授業をあまり聞いていない
大学の授業を真面目に聞いていますか?ちゃんと板書をとっていますか?
大学の授業って、基本的に眠いですよね。そして高速で繰り広げられていく板書。90分あるのも長いし、めんどくさい・・・
そう思うのも無理はありません。しかし、「単位をとる」という意味では、その姿勢はある条件下では危険かも。
その条件とは「先生が課題やテストのヒントしゃべりがち」「板書に課題やテストのヒント書きがち」な場合です。
こういう先生、いるんですよ~!!
もしこういう授業を取っているにも関わらず、授業中に寝たり、内職したりしていると、課題やテストの対策で苦労しますし、苦労した割に成績が振るわなかったりします。。。
課題やテスト勉強をしていない・着手するのが遅い
大学の成績は、課題やテストで決まりますよね。単位を取るためには両方とても大切な要素です。
しかし、コツコツと余裕を持ってきちんと実行できている人はあまり多くないのではないでしょうか?
いつも課題はギリギリで、出せないこともあるし、テストも一夜漬けです。。。
大学生らしいと言えばそれまでかもしれませんが、大学の勉強についていけない・ついていけるようになりたいという人は、こういった姿勢は改めなくてはなりません。
授業に出ていない
履修している授業に毎週出席していますか?
教室にカードリーダーがあり、講義開始前にピっと出席登録をするような大学が多いと思います。
出席登録だけして講義を受けない、所謂「ピ逃げ」をしていませんか?
授業に出る時間がもったいないからピ逃げばかり・・・
出席したことにはなるかもしれませんが、授業中に先生が課題やテストについて言及していた場合、その情報を逃すことになってしまいます。
授業で重要な話をしていると思われる先生の授業には、毎週出席して話を聞いておくようにしましょう!
そもそも、ピ逃げは学費がもったいないよ!
ピ逃げした時間で、講義以上の価値があることをしていますか?
逆に、授業を取りすぎている
多くの授業を取ることは、勉強が本分の大学生にとって非常に好ましいことです!
しかし、自分のキャパシティを超えた量の講義を履修してしまうと、課題やテスト勉強がハードになってきてしまいます。
結果的に、全て満足に着手できず、単位を落としたり微妙な成績になったり・・・
真面目にやっているのについていけなくなるのは避けよう!
能力は人それぞれです。自分のキャパシティや処理能力に合った量の履修にしましょう!
大体の大学には履修中止期間が設置されていると思います。それもうまく活用してみてくださいね!
友達や上級生とのつながりが少ない
大学講義の課題やテストは、過去問と同じものや類題が出題されることがあります。
そのため、効率よく好成績を出すには、過去問を入手することが非常に重要であると言えます。
過去問のメジャーな入手経路は、「友達や上級生」です!
友達や上級生とのつながりが少ない場合、なかなか過去物を入手することができずに、真面目に勉強しても低い成績しか取れない・単位を落とすといった事態になりかねません。
真面目にやっているのに単位落とすのはしんどい・・・
大学の勉強についていくための方法
大学の勉強についていけなくなってしまう原因について紹介しました!
原因がわかれば対処することができます!ここからは、大学の勉強についていくための方法について説明をしていきます!
単位が絶対に取れなそうな授業は履修中止する
あまりにも難解過ぎる授業、友達や先輩が「地雷」と言っている授業など、単位の取得がかなり難しそうな授業は、思い切って履修中止しましょう!
特にGPAを少しでも上げたい人や、卒業単位がギリギリな人には真面目に検討してみてほしいです!
大学の勉強についていけなくて切羽詰まっている人は、単位を取りやすい授業に絞った履修計画を立てることをおすすめします。
まずは最低限を満たし、エクストラの勉強はそれ以降に行えばOKですよ!
卒業に必要な最低限の単位数に絞った計画を立てる
せっかく高い学費を払っているんだから・・・と多くの授業をとるのはいいことですが、それが原因でなかなか成績や単位が取れず、卒業が危うい状態になっては元も子もありません。
履修が自分のキャパシティを超えていると感じる場合、思い切って履修を削りましょう!
履修中止期間にキャンセルするだけでOKです。
「もったいない」という気持ちでたくさん履修しても、単位が取れず卒業できなくてはもっともったいないのです。思い切った決断が大切ですよ!
友達や上級生から情報を入手する
真面目に勉強しても単位が取れない・・・という事態がある場合、しっかり情報を入手することを心がけましょう!
友達や先輩から、講義の難易度や課題・テストの過去問などを手に入れましょう!
関わりのある友達も先輩もいない・・・
友達や先輩とのつながりが無い人は、同じ学部・学科の人が多いサークルに入って交友関係を広げてみましょう!大学の講義は情報戦ですよ。
勉強や課題に費やす時間を確実に確保する
勉強や課題に十分な時間が使えていない人は、まずは時間の確保をしっかりするところから始めましょう!
「必ず勉強をする空コマを作る」「〇曜日の帰りはスタバで勉強してから帰る」「週末の朝はお気に入りのカフェで勉強する」といった具合です。
課題やテスト勉強に取り組む時間を確保し、それを習慣化しましょう!
習慣の力でコツコツ取り組めば、以前よりももっとクオリティの高い課題が出せたり、テストの点もあがりますよ!
早めに先生に相談する
ここまで記載したことをどれだけやっても講義についていけないと感じる場合、早めに先生に相談するのも有効な手段です。
しかし、先生への相談が有効なのは、「あなたがまじめに頑張っている場合」に限ります。
大学教員の元にはさまざまな学生が訪れます。その中には、授業をさんざんサボったりテスト勉強も大してしていないくせに「卒業がヤバいから単位ください!」みたいなことをいう学生もいます。
先生のところに相談に行く場合には、具体的な講義への取り組みを説明したうえで、講義内容が理解できない・単位が取れるか不安だという話をするようにしましょう。
勉強についていけなくても大学中退はおすすめしない
大学の勉強についていけなくて、大学に行くのも億劫になってきた、大学を辞めようか迷っている、そんな方はいませんか?
このまま通っていても単位が取れる気がしない・・・
辞める決断をする前に、少し考え直してみてください!
特に、大学卒業後というのは最も就職がしやすいタイミングです。「新卒カード」と呼ばれることもあり、企業が、大学を出たての正直何もできないような人材を教育することを前提に大量に採用するのです。
大学を中退してしまうと、新卒採用のルートに乗れない可能性も出てきてしまいます。
なんとか卒業をして、就職先を見つけることを意識してみるといいと思います。
大学は頑張る意志があればなんとか卒業させてもらえる(ことが多い)
まず、大学は(学費等が未納でない限り)は、学生に頑張って卒業する意志があれば、なんとか卒業させてもらえることが多いです。
とはいえ、単位が足りなかったり、卒業論文を提出していないとなると、大学側もどうしようもありません。
しかし、単位を取る過程や卒業論文の制作を進める過程で、教員に助けを求めることで、その際に意志や頑張りが感じられれば何とかしてもらえることもあります。
厳しい先生には一蹴されることもあるけど、ほとんどの場合有益なアドバイスがいただけるはずだよ!
単位取得や卒論を書くのはあなたですが、その過程では助け舟を出してくれることもあります。1人で抱え込まず、早めに相談してみてはいかがでしょうか?
ギリギリになってから相談では教員や大学職員も何もできないので、そうなる前に行くのがベストです!
就職活動では学業成績よりもパーソナリティが評価される
大学の勉強についていけず、成績表が散々でも、就職活動を成功させてきた人たちが多くいます。
それは就職活動では学業成績よりも、学生のパーソナリティや企業とのマッチングを重視されることが多くあるためです。
つまり、大学の勉強についていけてなくても、新卒カードを使った就活は案外うまくいく可能性があるってことだよ!
少し気持ちが楽になりませんか?
授業についていけないだけで新卒カードを捨てるのはもったいない
したがって、大学の授業についていけないというだけで大学を辞め、新卒カードまで捨ててしまうのは非常にもったいないです。
たとえ留年してしまったとしても、新卒カードは無くなりません。
もちろん就職活動中に留年の理由は必ず聞かれることになるとは思いますが、正直どうにでもなりますし、企業も留年しているからという理由だけでお祈りメールを出すわけではありません。(もちろん、その理由が社風に合わないとか、理由に納得がいかなければ祈られます)
とにかく、最低限の単位だけとって卒業し、新卒カードを使って社会人になろう!
大学生が勉強しまくるのはコスパ最強
ここまで、最低限の単位をとって卒業し、就活を成功させよう!という話をしてきました。
ここに付きまとう問題として、単位取得でも就活でも「勉強」が必要であるという点です。
勉強が苦手だからこうなっているんだよ・・・詰んだ・・・
いえいえ、気を落とす必要はありません!早いうちから、コツコツ勉強をすればどちらもきちんと乗り越えられますよ。
授業についていく勉強にプラスして「就活」を意識しよう
大学の授業についていくには、授業への出席、友達や先輩からの情報収集、課題の提出、テストの受験が必要でした。
これらをコンスタントにこなすには、毎週必ず講義の課題や勉強をするための時間を確保すればOKです。
そして、大学を卒業するモチベーションとして、就職活動も紹介しました。
しかし、就職活動もうかうかしていると出遅れてしまいます。そのため、大学の1年、2年といった低学年のうちから就活を意識したアクションを取っておくことも大変有効です!
就活意識アクション①:なんとなく興味のある企業のマイページに登録してみる
早いうちから志望企業が決まっている人はなかなか少ないと思います。しかし、なんとなく名前を聞いたことある企業や、好感を持っている企業について、採用マイページに登録してみましょう!
マイページに登録すると、セミナー情報やインターンシップの情報がメールで送られてきて、大変便利ですよ。
今日、まずは1社登録してみよう!
就活世代ではなくても登録やイベント参加ができる企業も多くあります!
また、あわせてマイナビやリクナビなどの就活サイトに登録するのも良いでしょう!
企業や業界を横断的に検索出来たり、ESや面接・適性検査対策ができたりと至れり尽くせりな感じのサービスが展開されていますよ!
就活意識アクション②:X等の就活発信アカウントをフォローしてみる
SNSでも、就活の経験が豊富な方が発信活動をしています!アカウントをお持ちの方はフォローしてみるのも良いでしょう!
1〜2次面接までに重要なことはこれです pic.twitter.com/Ck3tvwlirz
— テクシュー|SNS就活 (@techsyu_main) December 5, 2024
大手の人事に聞いた
— Hack就活@Fラン卒大手商社マン (@syukatsu_1111) December 5, 2024
就活生を落とす理由 pic.twitter.com/ja7gjhtNYN
経験を積むことで初めて得られるであろう知見を発信している人がたくさんいます!
こういったアカウントを見れば効率よく就活できること間違いなし!です。
就活意識アクション③:適性検査(SPIや玉手箱など)の対策をしてみる
特に人気だったり知名度の高い企業には、多くの学生が応募をします。
全てのエントリーシートを読んだり全員に面接したりすることは時間の制約上、ほぼ不可能です。
そのためにどうするのか?簡単です。適性検査(基礎学力・性格)の成績で受験者を足切りします。
勉強をすれば点数を上げられるよ!学歴に自信が無くても戦える!
この適性検査は頭の回転が速い人や、柔軟な思考の持ち主は楽に突破できるのかもしれませんが、学歴に自信のない学生はほとんど初見で高得点を記録するのは無理に等しいです。
そこで事前の対策が重要になってきます。
志望企業が決まっている人は、その企業の適性検査の対策をし、決まっていない人はとりあえずSPIの対策から始めましょう!
SPIは、本選考をテストセンターで実施するものが多くあります。まずは赤い本で基礎を学び、その後に青い本でテストセンターで出題される問題を抑えましょう!
また、理系や受験で数学を使った人など、基礎的な計算や場合の数・確率・集合などをなんとなく覚えている場合は、以下の本から始めて1冊で終えても良いでしょう。
どの本も毎年最新版が出ますが、毎年内容はほとんど同じです。
大学1年生、2年生といった低学年のうちから学習を進めておきましょう!
玉手箱など、SPI以外にも適性検査はあります。早いうちからSPIを固めておき、他の検査の対策も行っておくと安心です。
就活意識アクション④:何かしらのインターンシップに参加してみる
ぜひ低学年のうちから、何かしらのインターンシップに参加してみてください!
夏や冬に行われることが多いインターンシップは、学部3年生や修士1年生が参加するイメージがありますが、囚われる必要は全くありません!学年不問のインターンシップも多く存在します!
また、長期インターンシップに参加するのもおすすめです。
長期インターンシップはアルバイトのようにお給料がいただける場合が多くあります!
そのため、就職活動に役に立つアルバイトのような感覚で申し込んでみてはいかがでしょうか?
大きく成長できること間違いなし!
周りと比べない
大学の勉強についていけないと感じている方は、意識的に「周りと比べない」というのを徹底していただきたいです!
大学には、鬼のように優秀な人がいます。「大量の単位数を取得しつつ成績もすこぶる良い」みたいな超人です。
自分ももっとがんばらないと・・・
こういう超人と自分を比較して、もっとがんばらないと・・・と思い詰めるのはナンセンスです。
もちろん、モチベーションを上げるのはいいことですが、勉強や単位取得がしんどすぎて精神を病んでしまっては元も子もありません。
よそはよそ、うちはうちというスタンスで自分なりに頑張ればOK!
資格取得もおすすめ
大学の勉強や、就職活動の準備に加えて、資格取得も非常におすすめです!
大学の勉強はつまらないと感じてしまいがちですが、資格取得のための勉強は、受験して合格するという明確なゴールがあるため、学習の動機づけが容易であることが多いです。
試験に合格すれば、就職活動で有利になることもあるよ!
気になる業界で重宝される資格がないか調べ、早いうちから資格取得に取り組むことで、就職活動を有利に進めることが可能です。
例えば、人気資格である簿記は、経理・財務の仕事や、会計事務所、コンサルティング等で役に立つと言われています。
大学の勉強についていけないと感じている人は、こういった資格取得に取り組んでみるのもおススメです。
まとめ:勉強を生活の中心にして周囲の人を頼ろう
「大学の勉強についていけない」と感じた時は、無理をせず自分のキャパシティに合った講義に絞ってみましょう。
そして、同級生や先輩との繋がりを利用して、過去問やレポートを入手し、効率よく勉強を進めるようにしてください。
当然、単位を取得して卒業をしたいなら、少しでも良いので勉強をするための時間を確保するようにしましょう!
大学にモチベーションが上がらない人は、就職活動や資格取得を中心に考えてみるのもアリ!
早いうちから就職活動を始めてみたり、長期インターンシップに行ってみたり、興味のある資格取得に取り組むのもおすすめです。
私は、大学生だからといって、必ずしも大学の講義に集中する必要がないと考えています。
ただ、せっかく高額な学費を払って学生でいるならば、しっかり時間を有効に使って、自己成長を目指すのが良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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