【実体験】大学受験浪人をして人生が劇的に変わったお話

「浪人したら人生変えられるだろうか」と悩んでいる人はいますか？

浪人して人生変わるなら頑張ってみようかな、と考えている方もいることと思います。

本記事では、大学受験浪人で大失敗したにも関わらず、人生が劇的に変わった私の実体験をご紹介していきます。

ネット上には「浪人で成功した人」「9浪した人」など人生変わって当たり前な感じの体験談ばかりですが、「浪人で失敗しても人生は変えられる」こともみなさんに知っていただきたいと思っています！

浪人して人生変わった私の浪人体験談

私の浪人経験、正直あまりに悲惨すぎてめちゃくちゃ面白いので、ぜひ紹介させてください！

私が浪人をした経緯

現役時代から旧帝大の1つのハイレベル大学の工学部を志望していました。

が、模試では本当に圧倒的なE判定（E判定の最下層）しか取ったことが無いにも関わらず、「最後まで何が起こるかわからない」などという謎の供述をしながら特攻受験を実行し、誰もが予想していたように不合格になりました。

「時間をかければ成績は上がるはず・・・！」と信じ（謎の自信）、滑り止めで受かった中の中の私大を蹴って浪人しました。

浪人しても志望校には合格できず

浪人では予備校に通わせてもらい、再びあの旧帝大を受験するべく勉強に励みました。

私はかなり真面目なタイプで、毎日きちんと予備校に通い、授業を受け、授業以外の時間は自習室にこもるという絵に描いたような浪人生活を送っていました。

遊びに行ったり、たるんだりすることもなく勉強を頑張っていたので、もちろん成績は上がりました。

が、あの旧帝大を受けるには絶望的に足りなかったのです。

いろいろ犠牲にして頑張ってるのに成績が足りないとかマジで意味わからない。

そうこう言いながら結局受験当日まで急激に成績が上がることもなく、なんと再び特攻受験を実行し、誰もが予想していたように不合格になりました。

そして、現役時に合格した中の中の私大に再び合格し、進学することになってしまったのです。

時間とお金をドブに捨てたのか？

1年浪人したのに現役で受かった私大に進学したと聞けば、誰でも「1年という大きな時間と親のお金を無駄にしてるやんwww」とお思いになることでしょう。私もそう思います。

でも、強がりに聞こえるかもしれないのですが、私はこの悲惨な失敗を通して人生が大きく変わりました。

浪人してどのように人生が変わったか

私の人生がどのように変わったのかをご紹介していきます！

「マインドセット」の重要性を知った

なぜあのような浪人生活を送ってしまったのだろう・・・と考えることで、原因が「マインドセット」にあるとわかりました。

「マインドセット」とは、キャロル・S・ドゥエック氏の「マインドセット「やればできる! 」の研究」という本で紹介されている、心の持ち方のことです。

人が持つマインドセットは大きく分けて2種類で、「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」があります。

「硬直マインドセット」の持ち主は、人が生まれ持った能力は変わることがないと信じており、難しいことに挑戦しなくなったり、失敗を恐れたり、自分の能力を適切に評価できないという特徴があります。

一方で「しなやかマインドセット」の人は、能力は努力しだいでどんどん伸ばすことができると信じており、難しいことに積極的に挑戦したり、失敗しても成長できたと喜んだり、自分の能力を適切に評価することができるという特徴があります。

浪人時代の私はばりばりの「硬直マインドセット」でした。

「自分の成績が悪い」ということを認めたくない心理から、「難関大学の受験」という実績で現状を上書きしようとしたため2度も特攻受験をしたのです。

このように、浪人生が「硬直マインドセット」でいることは大変危険です。ぜひ「マインドセット「やればできる! 」の研究」を読んで、しなやかマインドセットで浪人生活を送ってください。

浪人失敗を通して「硬直マインドセット」の恐ろしさを知り、「しなやかマインドセット」に近づくことを意識して行動できるようになったのは、大変大きな収穫でした。

努力のベクトルは大きさだけでなく向きが大事だと身に染みてわかった

「しなやかマインドセット」の重要性を知った私は、浪人時代の自分は「都合の悪いことからは目を背け、努力に逃げていた」状態だったのだと知りました。

朝から晩まで頑張って勉強をしているのに成績が思ったように伸びないということには、いくつか原因が考えられるはずです。「基礎が抜けている」「復習管理が下手」などなどです。

これらは予備校講師やチューターなどに相談すればアドバイスが貰えるようなことではありますが、硬直マインドセットだった私は「自分の成績が伸び悩んでいる」という事実を認めたくないがために相談に行くことができませんでした。

硬直マインドセット的な考えでは、「相談に行く＝成績が悪い＝自分は生まれ持って頭が悪い」という等式が成り立ってしまうので、意地でも認めたくなくなるわけです。

そういう背景で私はベクトルの方向修正ができず、変な方向を向いた自己流努力ベクトルの大きさだけを増やしていった結果、志望校に必要な成績にはぜんぜん届かなかったのだと考えています。

物事に取り組む際には、努力ベクトルの方向修正を行うことが重要です。そのためには、他人の助言など客観的な意見を受け入れるための「しなやかマインドセット」が必要なのです。

浪人後も勉強を頑張るようになった

浪人をしても思うように成績が伸びなかった私は、硬直マインドセットでの等式「受験失敗＝頭が悪い＝生まれ持って頭が悪いかわいそうな人間」という思考にとらわれ、絶望の淵にいました。

進学をする大学に対しても「生まれ持って頭が悪い自分でも2回受かる大学＝ウルトラ雑魚大学」という等式が成り立ってしまい、どうにも乗り気になれませんでした。

そんな中、なんとなく読んだデール・カーネギーの「道は開ける」という本で、「レモンを手にしたらレモネードを作れ」という言葉に出会いました。

「レモン」というのは「不快なもの」という意味があります。例えば、「失敗」や「恵まれない環境」などが該当します。それに対して「レモネード」は「レモン」から作られるおいしいもの。

私の「受験失敗」とい「レモン」をどうにかして「レモネード」に昇華できないか？と思うようになり、勉強が苦手な人が勉強をできるようになる方法を探すべく、勉強を継続して頑張るようになりました。

浪人で培った基礎力で中の中の大学で無双できた

なんとなく大学生活を過ごすうちに、いやいや入学した滑り止め大学で成績が無双していることに気づきました。これは、浪人で培った基礎力によるところが大きいと考えています。

全然狙ってなかった特待生（制度自体知らなかった) にもなることができ、案外お得に大学生活を送りました。浪人代は完全に元を取りましたし、家族は第一志望の国立で地方一人暮らしするより、滑り止め私大に特待生かつ自宅から通う方がコスパよかったね～なんて言ってます。笑

学年が進んでも成績は変わらず上位で、浪人で培った基礎力と、レモネードを作る！という意気込みで勉強ができるようになる方法を模索し続けた成果だと思われます。

ブログで勉強に関する発信活動を始めて収益化できた

これも「レモン」を「レモネード」に変える一環ではあるのですが、私と同じような境遇になる人を減らしたいと思い、勉強に関する情報発信をする「モリベンブログ！」を開設しました。

勉強に関する情報発信は勉強が得意な人が行っていることが多いですが、勉強が全然できず受験も大失敗しているような人が試行錯誤して勉強ができるようになった経験も非常に価値ある情報だと思っています。

このような発信活動は、私が受験に成功していたら絶対に行っていなかったはずです。

この活動を通して収入も得られています。これは私の失敗経験をお金に換えることができたということを意味しています。とても素晴らしいことではないでしょうか？

浪人で人生が変わるかどうかはあなた次第

浪人をして成功すれば当然人生変わります。
だけど浪人に失敗しても人生変わるかどうかは、あなたの心の持ちように大きく依存すると言えます。

心の持ちようが良ければ、必ず人生を変えることが可能です！そのためのコツをご紹介します。

しなやかマインドセットをもつことを意識する

先ほどもご紹介した「マインドセット「やればできる! 」の研究」にある、「しなやかマインドセット」を獲得しましょう。

「しなやかマインドセット」があれば、失敗を糧にしてさらに成長するためにどうすればいいか？と考えることができます。

浪人失敗という経験は重いものではありますが、その分大きく成長できるはずです！

「レモン」を「レモネード」に変えることを意識する

受験失敗という「レモン」を「レモネード」に変えることを意識しましょう。

具体的には、浪人に失敗した自分が、浪人成功した人よりも詳しく話せること、説得力を持って話せることを作るのです。

私の例でいえば、浪人しても受験に失敗するような人が、いろいろな勉強法を試して、本当に効果があるかどうかを検証するという内容のブログの運営を始めました。

ブログでは広告収入や、物販による収入の獲得も期待でき、かつ自分の能力向上につながり、かつ自分と同じような境遇で困っている人を救うことができるのです。とても良い「レモネード」です。

もしも浪人に失敗してもそれを利用してレモネードを作れるということを覚えておいてください！

浪人で人生変えたい人におすすめな読み物

これまで紹介してきた本は、浪人で人生変えたい人に非常におすすめなものです。
ここではこれらの本が浪人で人生を変えるためにどのように役に立つか簡単にご紹介させていただきます。

マインドセット「やればできる! 」の研究

できれば浪人を始める前に読んでほしい本です（もちろん始めてからでも大丈夫です！）

この本で紹介されている「しなやかマインドセット」は浪人生活を成功に導くのに非常に重要な考え方です。硬直マインドセットのまま浪人をすると、結果が得られない可能性が高いばかりか、心に大きな傷を負ってしまうことも大いにあり得ます。

浪人成功の確率を上げ、万が一失敗しても人生の糧にしてさらに成長するために、「マインドセット「やればできる! 」の研究」を読んでしなやかマインドセットを身に着けておきましょう！

しなやかマインドセットは大学受験以外の活動においても非常に役に立ちますよ！

道は開ける

浪人をしようか悩んでいる方や、浪人を始めたけれど不安な方、受験に失敗した方におすすめな本です。

この本では、大きな失敗や絶望的な状況に置かれていても、行動することにより道は開けるものであるということを多くの具体例を用いてわかりやすく述べています。

これを読めば、失敗や不安に打ちのめされて悩む日々には別れを告げて、輝く未来をよりよいものにするための行動がとれるようになります！

特に私は何度もご紹介している「レモンを手に入れたらレモネードを作れ」という言葉を常に意識して行動しています。

この本は結構分厚いですが、マンガ版もあるので読書は苦手・・・という方でも大丈夫です！

【浪人後悔】経験者が教える浪人生の後悔しない過ごし方

当ブログの「【浪人後悔】経験者が教える浪人生の後悔しない過ごし方」という記事では、浪人生活を後悔しないための過ごし方について解説をしています。

本記事でも紹介したマインドセットの話や、無理なく10時間勉強マシーンになれる方法などご紹介しているので、浪人をする人はぜひ読んでみてくださいね！

浪人で人生は劇的に変えられる！

浪人に成功すれば人生が変わるのは当然のことですが、失敗したとしても劇的に人生を良くすることができます。

重要なのは「マインドセット」と「レモンでレモネードをつくる」を常に意識して行動することです。

この2つのことを忘れなければ、浪人をしてたとえどのような結果であれ、人生は変わります。

人生は自分で変えることができます。そのことを忘れず、浪人生活を全力で過ごしてくださいね。

最後までお読みただきありがとうございました！